お客様の声

セルプロモート株式会社

代表取締役 林 亮太 様

「会社に行きたくない…」大事なものを失い続けた日々。エグゼクティブコーチングで「鎧系」経営者に起きた変化とは?

「お客様の声」では、実際に社長のふくろう®︎でエクゼクティブコーチングを受けていただいた経営者の皆様にインタビュー取材し、体験者ならではのリアルな声をお届けしています。

今回ご登場いただくのは、「ITと人材」をキーワードに成長するセルプロモート株式会社代表取締役、林亮太(はやしりょうた)様です。

2018年から社長のふくろう®︎を続けているという林様は、以前は、笑顔でお話いただく姿からは想像ができない厳しい社長だったそうです。組織作りに悩む中、次々と人が辞め、一時は林様自身が会社にいきたくないとさえ思ったといいます。
エグゼクティブコーチングを受けた4年間を通じて林様が感じた、自身の、そして組織の変化について、お話を伺いました。

インタビューダイジェスト版動画 ※5分26秒

社内ベンチャーから起業、ビジネスマンを憧れの存在に

― まず、会社の事業内容、起業の経緯についてご紹介をお願いします。

林亮太氏(以下、林氏):うちの会社は「ITと人材」をキーワードにSI、ITコンサル事業を主軸にエージェント、ネットワーク事業などの事業を展開しております。

創業が2016年、会社としての設立が2019年で、元々はとあるIT企業の社内ベンチャーとして立ち上げました。IT業界って技術者の方が多いので、「職人の世界」というか、営業力がないことが多いんですよね。下請けで安い単価でお仕事を受けているケースなどを多く見ていたので、そうした中小IT企業の営業代行という形で事業をスタートしました。

― ポリシーや、大事にしている価値観はあるのでしょうか?

林氏:会社のビジョンが「若者の憧れとなるビジネスマン集団」なんですけど、そんな存在となれるように、仕事を楽しむことを大事にしています。自分が学生時代、ビジネスマンとか就職っていう言葉に対して、「いやー、大人になりたくないな」みたいな、ネガティブなイメージがすごく強かったんです。大学卒業したらみんな大半の時間を仕事に使うのに、その仕事が楽しくない、つまんないっていうのは、けっこうやばい人生になっちゃうなと思って。そこを変えたいなというのが根本にあります。

仕事なんで大変なこともあるし、責任をもってちゃんと仕事するというのがもちろん前提なんですけど、みんなが楽しんで仕事ができる会社にしたいし、僕自身がまず楽しまなきゃっていうのを大事にしています。

セルプロモート株式会社代表取締役林亮太様の取材写真2

会社に行きたくない、会議に出たくない…。
大事なものを失い続けた日々

― 社長のふくろう®︎を導入したきっかけは?

林氏:まだ会社組織にする前の2018年ごろ、当時、いろいろと組織づくりに悩んでいて、とあるセミナーに参加したんです。そのセミナーで隣に座っていたのが石上さんでした。後日、ランチでお寿司を食べに行って、詳しくお話を聞いたのが最初のきっかけです。

― 組織作りに悩んでいた、というと?

林氏:当時はいわゆる「ザ・軍隊」みたいな会社で、口ごたえは許さないじゃないですけど、なんでも「押忍!」みたいな厳しい感じだったんです。売り上げは上がっていくけど、社員は辛そうだし、辞めるし、トラブルはあるし…。これ自分のキャラにあってないな、なんかイヤだなと思いながらも、そういうスタイルでやっていました。

みんな四六時中仕事して活気もあって、良い面もあったんですけど、ついてこれない人は辞めてしまう。ハードなマネジメントをするんで、その分それ以上にフォローもしないといけないって考えて、一時期、毎日はしごして社員と飯に行ってたんです。もう不安なんですよ。常にハードにあたっているから、誰がいつ辞めてもおかしくない状態だったので。

20営業日しかないから、20人以上救おうと思ったら、二軒三軒はしごして話聞いたり飲みに行ったりしないといけない…。そんな毎日が続いていて、ある時、これもう限界だなと思いました。100人になったらもう会えないじゃないですか。このスタイルは先がないというか、今のままだとこれ以上会社は大きくならないと感じました。

― 先ほど、「楽しく仕事する」というのを大事にしているとおっしゃっていましたが、当時はそうではなかったんですね。

林氏:そうですね、正直辛かったです。自分の会社なのに行きたくないとか、自分で企画した会議なのに出たくないとかいうこともありました。それから、幹部同士のケンカもしょっちゅうでした。この会社は元々友人4人で始めたんですが、立ち上げメンバーは全員解散したんです。めちゃくちゃ仲が良かった幼馴染と大げんかして、仕事のせいで大事なものを失い続けて…。そんなころに石上さんに出会いました。

「経営者はこうあるべき」と思い込み…。
本音を言えず、コーチングに戸惑いも

― エグゼクティブコーチングを始めて、最初はどのように感じましたか?

林氏:一番最初は、抵抗がありました。始めに、会社のことだけじゃなく、僕個人の夢とか欲求について聞かれたんです。経営者として、お客さんや従業員、会社が「第一」って考えるべきだと思っていたのに「亮太さんは何年後どうなりたいんですか?」、「何年後、どんな家に住みたいんですか?」とか聞かれて、混乱したんです。経営者はあまりそういうことは言ってはいけないものと思っていたので、どこまで本音を言っていいのかなと。

― コーチングでも、本音は言ってはいけないと思っていたんですね。

林氏:そうですね。経営者がなんで本音が言えないかというと、やっぱり見え方を気にしているんだと思うんです。従業員からの見え方、お客様からの見え方を気にして、本音が言えなくなってくる。最初は多分、石上さんからの見え方も気にしていたんですよね。要はコーチからですら優秀な経営者と思われたいという気持ちがあったんだと思います。

経営者たるもの自分を犠牲にするべきだって思っていたので、あんまり贅沢もしちゃだめだし、いくら稼ぎたいとか言っちゃいけないし、世のため人のためみたいにあるべきだと思っていたのが最初のスタートで。

それが、石上さんのコーチングを受けていくうちに、僕個人の夢やプライベートも大事にしていいんだって思うようになっていったんです。しばらくたって、自分がどうしたいかを恥ずかしくなく言えるようになっていました。回を重ねるうちに、だんだんと変わっていった感じです。

自分のやりたいことや夢を毎月見直すんですけど、自分の幸せも大事にしなきゃって気が付いた一方で、自分の幸せばっかり追求しすぎて、自分だけ潤っても面白くないなっていうのも感じるようになりました。自分も幸せになりつつ、やっぱり人のためになにかしたいし、人に感謝されるようなことがしたい。一人勝ちしても面白くないなっていう価値観に今はなってきました。

セルプロモート株式会社代表取締役林亮太様の取材写真3

ダメなところを見せられるようになり、
社員との関係にも変化が

― 社員への接し方に変化はありましたか?

林氏:ひとつ変わったのは、メンバーにも同じく、プライベートの夢を聞くようになったことです。それまでは、経営者だけではなく、社員に対してもビジネスマンは家庭をおろそかにして当たり前、そうあるべきだって勝手に思いこんでたんですが、コーチングを受けて、考え方が変わりました。

社員とプライベートの話もするようになって、これがけっこう社員との関係性という点で大きくて。例えばプライベートのこういう夢を叶えるために、うちの会社でこうなろうっていう話ができて、会社でこうなるためには何をどれぐらいやらないといけないねって、結果仕事にもつながってくるんです。メンバーとプライベートを前提に話せるようになったのは自分としてのけっこう大きな変化です。

それから、コーチングで個人の幸せも考えていいんだと思うようになったことで、経営者として虚勢をはらなくなり、自然体になった気がします。昔は社員からの見え方をめちゃくちゃ気にしていたので、ダメなところを見せられなかった。それができるようになったのも変化のひとつですね。昔は僕いじられなかったんですけど、今なんて、社員が普通にいじってきますからね(笑)。

本当はみんな本音を言いたい。
「鎧系」の経営者こそエグゼクティブコーチングを

― エグゼクティブコーチングを紹介するとしたら、どのような経営者におすすめでしょうか?

林氏:以前の僕みたいな「鎧系」、鉄壁の鎧まみれの経営者ですね。だれにも弱みを見せない経営者っているので、そういう人たちほど受けてほしいです。だけど、そういう人たちは、紹介しても多分「おれ、そういうの大丈夫だから」って断ると思います。コーチングって、弱い人が受けるものだっていう誤解があって、経営者として「おれには必要ない」って言うべきだと思っているんではないかなと。

社員もそうです。「受けたいっす、興味あります!」みたいな人はそれほどストレス抱えてないんですが、「そういうのいいです」っていう人のほうが悩んでたりする。誰にも本音が言えないような、コーチングが必要な人ほど避けているんじゃないかなと思います。

― エグゼクティブコーチングだと本音が出せるというのは、どうしてなんでしょうか?

林氏:本当はみんな本音を出す場所がほしいんじゃないでしょうか。自分を出せる相手が周りにいる場合もあるでしょうけど、僕はいなかったんだなと思って。友達とか奥さんにすらいい顔をしようとしていたかもしれないです。そういう人は意外と多いと思うんですよ。身内すぎると言えないというか、母親や父親に相談できないけど親戚のおじさんに意外と言えちゃうみたいな。石上さんは親戚のおじさん的なんですよね。親戚のおじさんっていうと年齢的に違いますが、立ち位置とかが。

― コーチのキャラクターなんかも関係ありますか?

林氏:そうですね。僕が石上さんを紹介するときにいつも言っていることなんですけど、石上さんのコーチングを受けていると、すごい癒されるんです。いっつも安定しているんですよ。優しくて落ち着いているし、笑顔だし、癒しキャラなんですよね。石上さんに会うといつも安心します。この前お食事しているときにも聞いたんですけど、石上さん自体はいつ悩みを発散させてるのか不思議です。本当は家でぬいぐるみとか殴ってんじゃないかなとか(笑)。

セルプロモート株式会社代表取締役林亮太様の取材写真4

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社長のふくろう®は「親戚のおじさん」。
肩肘をはらなくなって見えてきた解決したい課題とは?

― 今後の事業の展望がありましたらお願いいたします。

林氏:まずは2025年、三年後に売り上げ100億円、さらにその先には1,000億円を目指したいなと思っています。世の中に価値がある会社でなければ100億とか1,000億っていかないと思うんで、まずは数字を掲げて、それを目指す過程で、いい会社になるんだろうなと思っています。

― そこに向けて、こういうことをやってみたいなっていうのはあるんですか?

林:就職してからずっとIT業界にいて、やっと最近、業界の課題をなんとかしたいなという意識が生まれてきました。今は、スキルのあるエンジニアがちゃんと活躍できる業界にできるようなプラットフォームを開発したいと思っています。

IT業界は年々需要が増えています。それに伴ってエンジニアはめちゃくちゃ必要とされていて、本来売り手市場なんです。それなのに、キャリア形成がうまくいかないケースがすごく多い。職人あるあるというか、作るのは得意なんだけど、営業が苦手とか、転職活動で失敗するとか、自分の価値を最も高く評価してもらえるところに辿り着きづらいんです。

求人広告に転職エージェント、SNSと、今はいろいろあるので、さまよっちゃう人が多くいます。それに、求人広告は人を多く集める目的で作られている記事だし、人材紹介、転職エージェントも、紹介して成約して一番フィーが高いところに誘導するという側面も一部にはあるので、ひどい場合は、悪く言うと騙されてしまう。

日本は技術力も高かったし、エンジニアの単価も高かったのに、どんどん今、海外に引き抜かれています。こんな現状を変えられるようなプラットフォームを開発して、スキルのあるエンジニアが活躍できる業界にしていきたいと思っています。

― 最後に、社長のふくろう®とは、ご自身にとってどのような存在でしょうか?

林氏:一言で言うと、「親戚のおじさん」です。先ほど言ったように、近すぎると相談しづらいけれど、かといって他人に相談して、僕のことを理解して、僕のことを思ったアドバイスがもらえるかというと、難しいですよね。

ちょうどいいのが親戚のおじさん。僕のことを大事だと思ってくれて、こっちも大事だと思っている。ただ、そこまで気も使わないっていう。ちょうどいい身内ですね。

エグゼクティブコーチングを受けて、気が付いたら肩肘はらなくなって、ここ数年は仕事もすごく楽しんでできています。会社に行きたくないのも、今は二日酔いの時ぐらいですね(笑)。

セルプロモート株式会社代表取締役林亮太様と株式会社ちょんまげ代表取締役石上和平との取材写真1

左:弊社代表 石上 和平、右:セルプロモート株式会社 林 亮太 様

セルプロモート株式会社 代表取締役 林 亮太様プロフィール

セルプロモート株式会社
代表取締役:林亮太様(1987年1月2日生)
会社設立:2019年1月(創業は2016年)
事業内容:SIソリューション/HRソリューション/NWソリューション/e-sports事業
売上高:25億円(2022年6月実績)
従業員数:約150名(2022年6月現在)
【許認可】
労働者派遣事業許可番号 派 13-314473
有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-311318
会社HP:https://cellpromote.biz/

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